「ショートスイングの練習が大事と言われるけれど、フルスイングとどうつながるのか分からない」
「ショートならできるけど、フルスイングになると手で上げてしまう」
そんな悩みを抱えている方に、先に結論をお伝えします。
ショートスイングは、腰から腰までの小さい振り幅で、体の回転でクラブを揺らし、クラブが動き続ける勢いを使えているかを確かめる練習です。体が動いて、腕が動いて、その後にクラブが動いてくる順番で動けていれば、クラブは止まらずに動き続けます。
ショートスイングでできないことは、ハーフスイングでもフルスイングでもできません。調子が崩れたときにも、ここに戻ってきてください。
ボールを打ち始めるのは
ショートスイングから
こんにちは、オンラインゴルフコーチの鳥居俊佑です。
これまで3,000名以上の方をレッスンしてきました。小さい振り幅の練習をしているのに、フルスイングにつながらないという方に、たくさんお会いしてきました。この記事では、次の順番でお伝えします。
- ショートスイングで何を確かめるのか
- ショートでできないことは、フルでもできない(振り幅の確かめ方)
- ショートスイングで使う2つのドリル
- 練習の順番と、崩れたときに戻る場所
ショートスイングは、クラブの勢いを確かめる練習
スイングの振り幅は、大きく3つに分けられます。
- ショートスイング:クラブが腰の高さから腰の高さまでの振り幅
- ハーフスイング:左腕と地面が平行になるくらいの振り幅
- フルスイング:いつものスイング
ショートスイングで確かめるのは、体全体でクラブを揺らして、クラブに勢いを生み出していく感覚です。揺らすといっても、体を左右に動かすのではなく、体の回転で揺らします。クラブは、一度動き出すと、そのまま動き続けようとします。体が動いて、腕が動いて、その後にクラブが動いてくる。この順番で動けていれば、クラブは動き続けます。

腕から先に動いてクラブを持ち上げてしまうと、この勢いが使えなくなり、振り幅が大きくなったときにコントロールできなくなります。
小さい振り幅は、当てに行っても当たってしまいます。だから、当たったかどうかでは確かめられません。そのかわり、当たるかどうかを気にせずに、クラブが止まらずに動き続けているかを確かめられます。
ショートでできないことは、フルでもできない
ショートスイングでできないことは、ハーフスイングではできません。ハーフスイングでできないことは、フルスイングでも絶対にできません。
小さい振り幅で当てに行く癖がついたまま大きく振ると、フルスイングで当たらなくなります。当てに行く癖については、当てに行くとダフる理由をまとめた記事でくわしく解説しています。
思った振り幅で振れているかは、動画で確かめます。
- スマホを、目標とボールを結んだ線の後ろの延長に、手元くらいの高さで置く
- バックスイングでクラブが腰の高さに来たところで、一度止めて撮る
- 止めずに、ショートスイングで打つところも撮る
- 振り上げたときも、振り抜いたときも、クラブが腰の高さまでで収まっているかを見る
振り幅が大きくなりすぎる方は、腕でクラブを操作していることが多いです。

振り幅は、思ったより大きくなりやすいものです。撮ってみると、最初は「思っていたのと全然違う」と感じるかもしれません。打つときはボールを見て、確かめるのは動画にしてください。
ショートスイングで使う2つのドリル
撮った動画で振り幅が大きくなってしまうときや、振るたびにリズムが変わるときは、次の2つのドリルを挟みます。
① 脇腹の動きでバックスイングする
腕でクラブを持ち上げてしまう方に、おすすめのドリルです。脇腹の動きに、腕とクラブがついてくる感覚を体で覚えます。
- 左手1本で、クラブのヘッドの近くを持って構える(クラブを逆さまに持ちます)
- 右手を、左の脇腹に当てる
- 右手で脇腹を右に回していくように、クラブを上げる。最初はショートスイングの振り幅から、慣れたらハーフスイングくらいまで
- 腕とクラブが、脇腹の動きについてくるのを感じる。まずは、この動き出しだけを繰り返す
- 慣れたら、ふつうにクラブを持ってボールを打つ。最初はショートスイングの振り幅から打ちます。打つときに意識するのは、クラブの動きです

▶ この場面の動画:手打ち脱却。脇腹のひねりと戻しで完成する安定インパクト(YouTube)
バックスイングで、右手を当てている左の脇腹が縮んで、しわが寄っていれば、うまく回せています。画像ではドライバーを使っていますが、練習するのはドライバー以外のクラブで、迷ったら9番アイアンでかまいません。

▶ この場面の動画:手打ち脱却。脇腹のひねりと戻しで完成する安定インパクト(YouTube)
② 足踏みで3球続けて打つ(リズムを取る)
動き出しのリズムが毎回違う方に、おすすめのドリルです。
- ボールを3つ、自分から見て縦に並べる。目標の方向ではなく、体から遠ざかる向きに、少し間をあけて置く
- 1球目にクラブが届かない所に立って、足踏みをしながら、ショートスイングの振り幅で素振りを3回くらいする
- バックスイングのタイミングで、右足をボールの方へ少し出して、1球目を打つ
- 足踏みを止めずに、1球ごとに次のボールの方へ進みながら、2球目、3球目と続けて打つ

▶ この場面の動画:アイアンが当たらない原因、9割これです。(YouTube)
画像では少し大きめに振っていますが、振り幅はショートスイングで行います。
体は揺らしているだけで、足の動きでボールの位置までクラブを運んでいくイメージです。自分で合わせに行くと、次のボールが振れなくなります。毎回同じリズムで動き出せて、止まらずに振り続けられれば、できています。ボールの並べ方と足の運び方は、当てに行くとダフる理由をまとめた記事の「連続打ち」と同じです。この記事では、振り幅をショートスイングにして行います。
練習の順番と、崩れたときに戻る場所
ボールを打ち始めるのは、ショートスイングからです。クラブは、迷ったら9番アイアンでかまいません。
ショートスイングで、毎回クラブが腰の高さまでで収まり、素振りのときと同じリズムのまま止まらずに振れるようになったら、ハーフスイングに進みます。ショートスイングとフルスイングは、なかなか結びつきにくいので、間にハーフスイングがあります。ハーフスイングでも同じように振れたら、フルスイングに進みます。
調子が悪くなったとき、コースで当たらなくなったときは、次の練習でショートスイングから始めてください。調子が悪くなると、何か特別なことをして直したくなります。でも、それで悪い方向に行ってしまう方が多いので、そういうときこそ、ショートスイングに戻ります。
何球も打っていると、振り幅が大きくなったり、リズムが変わったりして、前の動きが出てくるものです。出てきたら、もう一度ショートスイングに戻って確かめてから、また振り幅を大きくしていきます。
まとめ:ショートスイングで、勝手に当たる感覚をつかむ
ショートスイングが正しくできてくると、自分でクラブを操作しなくても、クラブがボールに勝手に当たる感覚がつかめてきます。
僕自身、左ひじを痛めたとき、右手1本で、小さい振り幅の片手打ちを続けていた時期があります。2ヶ月、片手打ちの練習を続けたら、飛距離が20ヤード伸びました。右手1本で振る練習は、ダウンスイングの記事の STEP 2 で紹介しています。
小さい振り幅の練習を続けていれば、崩れたときにも、どこへ戻ればいいかが分かります。
ここまで読んで「理屈は分かった。次は自分のスイングで確かめたい」と思った方へ。公式LINEに登録していただくと、以下の5つの特典をプレゼントしています。

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✅クラブに従うスイングの作り方
✅自分のスイングを丸裸にする方法
✅始動でクラブに勢いをつける練習
✅勝手に当たるトップの位置の見つけ方
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
ブログでは原則論をお伝えしていますが、実際のスイングは1人ひとり違うため、”あなたのスイング”を直接見ないと本当の改善ポイントは見えてきません。
オンラインレッスンでは、Zoomという無料のビデオアプリを使い、リアルタイムでのスイング診断を鳥居俊佑、本人が行います。
まずは体験会から、お気軽にどうぞ。
よくある質問
ショートスイングとアプローチは同じですか?
似ていますが、目的が違います。アプローチは、狙った距離を打つための練習です。ショートスイングは、スイングの土台を作るための練習です。分けて練習してください。
どのクラブで練習すればいいですか?
ドライバー以外の、練習したいクラブでかまいません。迷ったら9番アイアンです。別のクラブを練習する日も、ショートスイングから始めて、少しずつ振り幅を大きくしていきます。


コメント
コメント一覧 (1件)
[…] ハーフスイングまで上げるならこれくらいの勢い、フルスイングまで上げるならもっと強い遠心力。勢いの量が違うだけで、動きの本質は同じです。ハーフよりもさらに小さい振り幅から段階的に組み立てたい方はショートスイング3ステップの記事もあわせてどうぞ。 […]